【コラム】清明の室礼

April 4, 2019

 

「清明の室礼」

 

 さて、お花見の日和が続いておりますが、長野では先日恐ろしく降りしきる雪景色でした。雪が舞うというより、「乱舞」とかいた方がぴったりの春の雪。

 

 

 

寒の戻りともいいますが、信州では、「花冷え」と言います。4月に入り、花が咲き始める頃の素敵な言の葉です。

 

春の雪はあっという間に消え、本日4月4日は南からの温かい風が北に上がって、日中は上着もいらない陽気でした。三寒四温とはこのこと。

 

 

 

 

 明日は「清明」(せいめい)、二十四節気の春分や秋分と同じく季節の変化の目安となります。次の「穀雨」(4月20日頃)までを間を「清明」といって、禅語の「清浄明潔」から来たものです。すべてのものが、清らかに生き生きと見えてくる頃を意味します。

 

 

 今回の室礼は、4月8日の「花祭り」があることと、自然の清らかさを室礼にしたくて、山上家の玄関先のお庭で、青鞜に見立てたものになりました。

 

 青鞜とは、春になって、長い冬を耐えた解放を野遊びや山登りで緑の草々の上を踏み歩くことを指し、古代日本では、薬草を積み、ピクニック(要はお花見?)することを「青鞜」といいました。

 

 

 

 

 庭の芝生を踏みながら、しばし青鞜をきどって、「花祭りの室礼」と「清明の室礼」を融合してみました。まずはインドネシアのカヌーで日本に伝わった「仏教」を表し、その上に仏様と金盞花(仏花)を配し、後ろに綋山の書「凛」を立てかけ、清明の爽やかさ、今、暖かな日差しですが、まだ風は冷たい風情を「凛」という字で表しました。

 

 

 

 

 

 

 

梅もほころび、山茱萸(さんしゅゆ)の黄色が華やかに咲き、小春日和のお庭で室礼もいいものです。

芽吹き始めの草花が室礼を彩り、カヌーに乗られた仏さまも穏やかに草の海を楽しまれています。

 

 

 

 

さあ、皆さんも外に出て、青鞜と清明の爽やかな室礼をお楽しみください。カヌーは板切でも器(大きめ)でも何でもOK!椅子をおいて、その上に仏様やお花を飾っても素敵です。

 

思いのままの「清浄明潔」を!

 


【室礼(しつらい)とは、3つの調和で成り立つ】

1)いつ?季節(二十四節気)

2)どこで?(家、仕事場)

3)何を誰のために祈るか?(自分の家族、友人、お客様)

 

 

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